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さくらTV宛に第二のキラからメッセージが届いたのは、それから2日後のことだった。月が捜査本部から帰った後、見せてもらったビデオでは、キラを見つけたと第二のキラが宣言していた。消印は23日、長野から送られたものだった。「キラを見つけたって……!? 手を組んだらまずいことに……!」
「はい。ここまできてしまったら、第二のキラに今度は警察が呼びかけてみるしかありません」
「呼びかける?」
「第二のキラに、警察側から好条件を出し、キラがだれなのか教えるよう呼びかけるんです。もしキラの方に、第二のキラが誰なのかわかってない場合、より応じる可能性があります。早速、午後8時55分の各局のスポットで第一報を流します」
「……でも、キラに同調している第二のキラが、キラを売るようなマネをするでしょうか? もしかしたら、キラに会いに行く可能性も……」
竜崎は指を口から離し、頷いた。
「もちろん、その可能性も考えてあります。模木さんには、まだ月君の監視をしてもらってますから、一報を流した後で月くんと弥が接触すれば、二人はキラの疑いが一層濃くなる」
「……………」
夜神は何か言いたげに口を開いたが、苦い顔で口を閉じた。レイ=ペンバーの調べていた中にキラがいたのなら、もう月に絞られたことになる。北村次長の家族の方は、疑いがすでに晴れていた。
模木から連絡が来たのは、10時30分を回ったところだった。切羽詰まったような声で、彼は言った。
『夜神さんの家に弥海砂が訪れました!』
「!!」
部屋に緊張感と大きな驚きが走る。
『月くんに用があるようで、何かを差し出してました。二人は初めて会うようです……!』
「二人は今、家の中に?」
『はい』
「わかりました、模木さんはそのままここに帰ってきてください」
『えっ?』
「模木さんが二人に見つかったら、命が危険です」
『わ、わかりました』
通話が切れ、静寂が訪れる。
「まさか……ウソだろ?」
最初に口を開いたのは松田だった。相沢は何も言えない様子だった。夜神も無言で頭を抱えている。ナナも言葉が出なかった。月とミサが、キラだなんて。愕然としていると、竜崎が静かに言った。
「……まだキラと確定したわけではありません。明日、二人の部屋を徹底的に家宅捜索し、証拠が出たら早急に二人を取り抑えます」
竜崎はワタリを呼び出し、準備をするように伝え、そしてこう言った。
「夜神月の部屋の捜索には、私も同行する」
ワタリは頷き、部屋から出ていった。
20180726